用語のまとめ(再生可能エネルギー・エネルギー関連)
EMS
エネルギーマネジメントシステムの略。エネりぎー状況を把握する監視機能、エネルギー使用を「見える化」する表示機能、機器を遠隔監視する機能などを備える。
BEMS:ビルエネルギーマネジメントシステム
HEMS:ホームエネルギーマネジメントシステム
MEMS:マンションエネルギーマネジメントシステム
PPS
特定規模電気事業者(新電力)。Power Producer and Supplierの略。
東京電力や関西電力など一般電気事業者とは別の新しい電気事業者。
アグリゲータ
集める人という意味。複数の需要家の需要をとりまとめて、需要家のための電力売買などのサービスを仲介する事業者。
スマートグリッド
情報通信技術により効率的にバランスをとり、生活の快適さと電力の安定供給を実現する電力送配電網。
再生可能エネルギーが大量に導入されても安定供給を実現する強靭な電力ネットワークと地産地消モデルの相互補完が「日本型スマートグリッド」。
デマンド値
高圧受電の需要家には、電力会社が30分最大需要電力計(デマンド計)の組込まれた電子式電力量計を取付けて需要家の電気使用量を計測している。30分最大需要電力計は、30分間の電気の使用量を計測し平均使用電力(kW)を算出する。そして1ヵ月の中で最大の値を記憶し、表示するようになっている。
30分間の電気の使用量からもとめた平均使用電力が30分デマンド値、1ヵ月の中で最大の30分デマンド値がその月の最大需要電力(デマンド値)となる。
デマンドレスポンス
需要家が需要量を変動させて電力の需給バランスを一致させること。
「卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑圧するよう電力消費パターンを変化させること」を指す。
ネガワット
使われなかった電力、節電可能な電力の意味。節電した電力分を電力会社が買い取ったり、市場で取引することをネガワット取引という。
1990年アメリカのロッキー・マウンテン研究所所長を務めるエイモリー・ロビンス博士が提唱。
電力自由化
電力の小売事業は、電気事業法による参入規制によって地域の電力会社(一般電気事業者)に小売供給の地域独占が認められていましたが、規制緩和により、現在では家庭用等規制が残る部分を除いて、自由化されている。電気の大口使用者は、経済性や供給サービスの観点での電気の小売事業者を選択し、また料金についても小売事業者と交渉の上、決定することができるようになった。また、家庭用等規制が残る部分についても、平成28年(2016年)を目途に自由化することを予定。(小売全面自由化)
発送電分離
電力会社の発電事業と送電事業を分離すること。
EPC
設計(engineering)、調達(procurement)、建設(construction)のこと。