お薦め情報 2014-03-04
「JPEA PV OUTLOOK 2030」改訂版が公表されました
太陽光発電協会(JPEA)は、2010年に発表した「JPEA PV OUTLOOK 2030」を定期的に見直しを行っていましたが、この度、最新改訂版として2014年2月24日に公表されました。
本資料内には、様々なデータが掲載されているが、FIT導入以降の変化を受けて、改めて見直された2030年までのロードマップが3段階に分けて書かれている。
1.第1段階:グリッドパリティ(消費者の買電単価と等価)の早期実現と、自由化された電力市場における普及拡大を可能とするための環境整備を行う時代
2.第2段階:電力系統に負担をかけない、需要サイドと統合された自律分散システムとして普及する時代
3.第3段階:電力系統の安定供給体制を支える社会インフラの一つとして発展する時代
下記にロードマップイメージを示す。
このロードマップの必須条件として次の2点を上げている。
①太陽光発電を含む再生可能エネルギーの大量導入と、それに伴う出力変動に対応できる送配電網、並びに電力系統運営システム及び体制が全国レベルで整備されていること
②需要側と電力系統側の間で電力・情報の双方向のやり取りがリアルタイムで可能となり、電力システムの全体最適化による新しい価値を創出するビジネスが生まれていること
また、今後のシステムの在り方についても示されており、下記のようなシステム構成についても掲載されている。
本資料は、JPEAウェブサイトからダウンロードが可能。