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お薦め情報 2014-02-21

太陽光実験室 ~陰の影響③ モジュール1枚にかかる陰

京都エコエネルギー学院の屋上に設置している太陽光発電システムにはTigo社の監視装置が設置してあります。

このTigo社の監視装置ではモジュール単位での出力・電圧・電流の確認ができることが特長です。

このシステムを使って陰の影響による実験を行いました。

今回ご紹介する実験は、モジュール1枚に陰がかかった時のモジュールの出力、電圧、電流がどのように変化するかを確認してみました。

実験の結果をみてもらうに当たって、太陽光発電実験室 ~太陽光発電システムに陰がかかったらどうなるの? をご確認いただくとより、理解しやすいと思います。

 

1.システムレイアウト

 システムレイアウト図14直列×2回路(ストリングA(strA)とストリングB(strB)の2つのストリングで構成)

strBのB1モジュールに陰を作り、その時のデータを取得した。

 

 

2.陰の状況

B1陰

 

モジュールB1の上で左図のように手で陰を作った。

 

 

 

 

 

【まとめ】  B1とストリングA平均値の比較

B1 strA平均値 比較
出力 18.4W 139.9W 13.1%
電圧 21.4 V 26.4V 81.1%
電流 0.86A 5.3A 16.2%

 

 

 

 

モジュール一枚に陰ができることで、出力が13.1%まで減少したことが確認された。

この結果は、モジュール1枚での結果です。

通常のシステムでは、ストリングBを流れる電流は上記表の0.86Aに支配されますのでストリングBの出力が大きく落ち込むことがイメージできるかと思います。

 

※本実験は京都エコエネルギー学院で実施したデータをそのままお伝えしています。

 本実験結果は、あくまで学院で実験した際のデータであり、全てのシステムが同様の結果になるというものではありません。また、Tigoのシステムが設置されていることによる影響があることも考慮する必要があります。

 詳しくは、京都エコエネルギー学院開催の「保守メンテナンス研修」にて説明しています。

※太陽光実験室では、皆さんのご感想・ご意見を募集しています。

 こんな実験はできないのか? こんな状況では太陽光発電はどうなるのか? 等ございましたらお気軽にメールをください。

 貴重なご意見として検討させていただきます。

   E-mail:info@eco-linx.com