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お薦め情報 2014-04-17

力率一定運転について

最近高圧連系(低圧分譲も含む)において、電力会社から力率指定が出されています。
具体的には連系協議の回答などで
「運転力率85%で設定します。(設定される力率は85%が下限です)」
といった表現になります。

出力500kVAのPCSの場合を例にすると、有効電力の出力を500kVA×0.85で最大425kWに抑えなければいけないということになります。

その日の日射条件等により、発電した電力が425kW以下ならば全量売電することができますが、425kWを超えた場合には、その分を制限されることになります。

以上が力率一定運転についての解釈となります。

力率一定運転を求められるという現状を考慮した場合、PCSへつなぐパネルの数も考慮した設計を手掛ける必要があるということになります。

 

※力率一定の対応はPCSメーカーによって異なる場合が考えられます。詳細はご検討されているPCSメーカーへご確認ください。

※「全ての出力に対して力率が働く仕様となり、例えば上記の500kWのシステムで250kWの出力の場合であっても力率が働き250×0.85で212.5kWの出力となります。」という表現をしておりましたが、表現が誤っておりましたので削除しております。(2014.04.22訂正)

 

力率については「太陽光実験室 ~用語のまとめ」の「皮相電力、有効電力、無効電力、力率」についてを参照ください。